2020年6月30日火曜日

新型コロナウイルス感染者が1000万人をこえる

先月の5月31日に世界の新型コロナウイルス感染者が
600万人になったことをこのブログでお伝えしました。

それが、6月30日の1ヶ月後、
ついに1000万人になってしまいました。
1ヶ月で400万人の新しい患者さんです。
まさしく、パンデミックであり、
新型コロナウイルスが猛威をふるっています。



死者の数も着実に増えており、
5月末の36万人から、現在の50万人まで増えています。



ここで、米国とブラジルが
急激に患者数と死者数を伸ばしています。
どちらの国も
まだ第一波の波がさらに高くなっているようです。

人種と文化の多様性を持つ国が
苦労しています。

パンデミックを早くおさめること、
第2波をできるだけ
小さな波にするよう、
日本への海外からの渡航などを含め、
まだまだ、厳重な監視と対策が必要ですね。

新型コロナウイルスの精密抗体検査開始のお知らせ

当院は、7月1日より、
新型コロナウイルスの精密抗体検査の
サービスをみなさまに提供します。

料金は税込みで3,850円です。
昨日の公立岩瀬病院企業団議会で料金が認められました。

みなさんが利用しやすいように、
精密抗体検査としては
かなり安い値段を設定させていただきました。

お申し込みは
公立岩瀬病院検診センター
TEL:0248-75-3111(代)
お願いします。


抗原と抗体の違いについて

抗原は新型コロナウイルスそのもの。
すなわち「敵」です。
抗体は体の中に入った「敵」を撃退しようとして
体の中で作られるものです。
すなわち「味方」です。

この「味方」である抗体は
抗原が体に入ってから2週間程度で
血液中に検出されるようになります。

今回提供させていただく、精密抗体検査は
血液中の「味方」を測定するものです。

測定結果は
陰性:いままで新型コロナウイルスに感染していなかったことが分かります。

陽性:いままでに感染したことがあると分かります。

この検査は抗原検査ではありませんので、陽性と判定されても
ガッカリすることはありません。
むしろある程度の免疫を持っていると考えてください。

したがって、
精密抗体検査が陽性でも
発熱などの症状がなければ、
PCR検査や抗原検査は必要ありません。

医療従事者のみなさん、
介護関連のみなさん、
学校の先生、
窓口業務を担当しているみなさん、

みなさんにおすすめの検査です。

新型のインフルエンザウイルスが中国で発見される

BBCニュースで、
新型のインフルエンザウイルスが中国で発見されたと
報道されました。(2020年6月30日)

今までは、強毒性の鳥インフルエンザウイルスが
中国で発生することが危惧されていましたが、
今回はブタを宿主とした、インフルエンザウイルスです。


最近、中国の食肉処理場や
ブタと関わる労働者から
感染の証拠が見つかったそうです。
研究者たちが「G4EA H1N1」と呼ぶ
新型のインフルエンザウイルスです。
2009年に世界的に流行した、
インフルエンザに少し似ているそうです。

BBCニュースには "Pandemic Potential"と書いてあります。

もちろん、
このウイルスは新型なので
人類は誰も免疫を持っていません。
弱毒性か強毒性か、分かりませんが、
パンデミックにならないよう、厳重な監視が必要です。
新しいワクチンが必要になるかもしれませんね。

鳥よりもブタを宿主としたインフルエンザウイルスはヒトに感染しやすいと
言われています。
いまそこにある、新型コロナばかりでなく、
私たちは常に新しいウイルスに注意が必要です。